千燈供養会~八事興正寺~
2018年10月07日ブログ
昨日になりますが
初孫のお稚児さんに
八事興正寺へ行って参りました
このところ
週末台風に泣かされておりますが
昨日も不安定なお天気ながら
無事お稚児さんを済ませることが出来ました
2歳から小学校就学前の5歳くらいの間に
3回お稚児行列に参列出来ると
一生幸せと言われている稚児行列
八事興正寺さまへは
お茶会にファミリーで通っている
お嫁ちゃんがホームページで見つけて来ました
七五三さんはメジャーですが
お稚児さんはわたしもあまり縁がなく
今回初めての参列
男の子は烏帽子
女の子は天冠をかぶり
お化粧をして頂いて衣装に着替えるのですが
低年齢のお子さんばかりですので
お着替えの間は
ある意味予防接種会場のようなもの…
ひとりが泣くと
つられてみんなが大泣きギャン泣きの大合唱
こうなると泣きたくなるのは親御さんの方ですが
我が孫は
毎月のお茶会で和装には慣れているせいか
手際良くお着替えさせて頂き
お化粧も興味津々のお年頃^^;
しっかりメイクして頂き可愛いい稚児姿になりました
降ったりやんだりの天候でしたので
堂内を回る行列になり
たくさんの親御さん達と
随所にお迎え下さる僧侶・山伏からお祝いの言葉を頂き
最後は御詠歌をあげてくださるたくさんの方の前で祈祷して頂き無事稚児行列を終えることが出来ました
そして
今回は
稚児行列がメインと言うより
八事興正寺さまで行われている【千燈供養会】と言う行事の中に稚児行列があると言うことが
分かりました
千燈供養会(せんとうくようえ)の名前の通り
先祖供養の行事であることは間違いなのですが
由来は1891年に起きた濃尾地震で亡くなられた方の供養の為に始まったものだそうです
本来
お天気でしたら
本堂を出発して奥の大日堂までの道を
稚児行列で練り歩くようですが
不安定な天候の為に昨日は稚児行列だけを
堂内で済ませたようです
本堂から大日堂までは
それこそ1000個に近い灯篭が並べられてました
お寺の方が何度か灯を灯そうとしてましたが
降る時は降った雨のせいで着火出来ず残念でしたが
この灯篭に導かれながら大日堂まで歩きました
到着した場所には
立派な護摩壇が設置されていて
色々なお作法のあと
それぞれ願いを込めて書いた護摩木を
自らの手で炎の中に投げ入れました
護摩木のお作法のあとは
大日如来さまに御礼のお参りをして
また
長い坂道を下って行きました
千燈供養会
灯篭の布施主のところには
一歳五ヶ月になる孫の名前が書かれていました
御先祖さまから
生命を戴いた子孫が供養をして行く
これが
本当の先祖供養だと思いました
この行事を見つけてくれたのは
お嫁ちゃんです
嫁いだ者も
こうやってこの家のものになって行くことを
しみじみと感じさせられ
心からお嫁ちゃんに感謝をしたのでした
そして
この日
護摩木の炎と共に供養をしていたこの刻に
お世話になった方が亡くなったことが
帰りの車の中でわかりました
今を生きている自分に何が出来るかを
胸に
今日も一生懸命生きて参ります
合掌
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